• 立命館大学薬学部 臨床分析化学研究室
  • 日本食品学会 第31回総会・学術大会
  • Innovation of Revolutionary Analytical Chemistry for Pharamacology

Research研究概要

新たな応用分析化学を目指して・・・

本研究室では「分析化学」を軸に「レギュラトリーサイエンス」、
「食品衛生」、「臨床化学」、「天然物」などへの応用を試みています。

特に、「応用分析化学:Applied Analytical Chemistry」では
データの信頼性を最も大切にしたうえで、
社会貢献できるテーマを立案します。

Applied Analytical Chemistry

Regulatory Science

薬学分野に関連する薬、食品、生活用品など、すべてにおいてリスク分析が望まれる。
つまり、これらの分野では「ゼロリスク」は存在せず、正確かつ精度の高いリスク分析が必要である。
本応用分析化学では、「リスク管理」に共づく、試験法開発や「リスクコミュニケーション」に発展できる結果の創出を目指す。

具体的な研究テーマ

  • 既存添加物の品質向上に資する研究
  • 食品などを介した有害物質摂取量の評価
  • 残留農薬等の試験法開発
  • 大麻草由来製品等に含まれる残留限度値に関する分析法
  • 香粧品の品質や有効性などの新たな評価

Food Chemistry

「食」には、様々な可能性があり、近年では「機能性食品」や「スーパーフード」なども注目されている。
また、未利用資源を活用した新規食品の開発も重要な課題として挙げられる。
本研究では、単離精製を基盤とする分析技術を創意工夫して、新しい機能性成分などの探索を行う。

具体的な研究テーマ

  • 農作物など廃棄物からの有効成分の探索
  • 毒きのこからの毒成分の単離精製と標準品化
  • 既存添加物の指標物質の獲得

Clinical Chemistry

全ての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現に向け、
健康の増進の総合的な推進を図ることを目指した「Well-being」の達成を志している。
これには、健康増進に伴う客観的バイオマーカーが望まれる。
本研究では、「メタボロミクス解析」を軸とするLC-MS分析法の開発とその応用を目指している。

具体的な研究テーマ

  • ケミカル・タグ‐ワイドターゲットメタボロミクスの構築
  • スポーツ健康に伴うバイオマーカー探索【スポーツ健康科学部との共同】
  • 動物実験を用いた慢性疾患等のバイオマーカー探索【徳島大学医学部との共同】
  • 長寿・認知症などの老化マーカー探索【国立長寿医療研究センターとの共同】

本研究室が目指す学生像

  • 「分析化学」を発展・普及させる社会人
  • 新たな測定技術を作り出せる研究者
  • 分析的概念をもつ薬剤師
  • 客観的データを理解できる常識人

アプリケーションデータ

ゴマ油不けん化物からのセサミンおよび
セサモリンのHSCCC単離精製 (Takahashi, M., et al., Sep. Sci. Plus 1,
498-505. 2018)
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アバメクチン製剤からのアベルメクチンB1a
およびB1bのHSCCC単離精製 (Beppu, K., et al., Anal. Sci. 37, 1385-1390. 2021)
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ベニコウジ黄色色素からのキサントモナシンA
およびBのHSCCC単離精製 (Takahashi, M., et al., J. Chromatogr.
A 1555, 45-52. 2018)
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毒きのこ「ツキヨタケ」からの
イルジンSのHSCCC単離精製 (Uto, Y., et al., Anal. Sci. 35, 789-792. 2019)
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ディープラーニング等高線HPLC法を用いた
食用きのこ識別に関する研究
[Supporting Information] (Kitao, S., et al., 日本食品化学学会誌
30, 128-133. 2023)
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Milbemectin製剤からのミルベメクチンA3
およびA4のHSCCC単離精製 (Terajima, Y., et al., J.
Chromatogr. A 1694, 463901. 2023)
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